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「大工の棟梁に学ぶプロジェクトマネジメント」感想/チームビルディングに悩んでいるプロジェクトマネージャーにオススメの一冊

プロジェクトマネジメント

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コミュニケーションが希薄、目標に対するコミットメントが低いなど、チームビルディングに課題を感じているプロジェクトマネージャーも多いはず。

そんなときに読んでほしいのが「大工の棟梁に学ぶプロジェクトマネジメント」。 

リーダーとしての考え方、メンバーとの接し方についてたくさんの気づきが得られました。

タイトルはプロジェクトマネジメントですが、どちらかと言うとリーダー論に近い内容です。

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僕はもう10年ほどweb業界に浸かってますが、この業界にいるとよく「IT業界は、、、」とか「web業界は、、、」という表現をよく見聞きしたり自分でも言ったりしてしまいます。

しかし、ビジネスの根本的なところは業種業態によって変わるものではないんですよね。

僕らはもっと、異業種の歴史に学ぶべきことがある。 

特に共感したポイントを2つだけご紹介します。

 

チーム作りに嵐はつきもの

そんなもん、これが答えっていうのはないよ。毎回、状況が違うんだから。ただな、どんな現場も途中で一回は荒れるってことを知っていれば慌てずに済むだろ。それでいいわけよ。 現場がもめたり荒れたりし出したら、「しめた!」ってもんよ。そうやって、それぞれが言いたいことを言い合った後ってのは、スッキリ納まるもんなんだよ

 

あるある、馴染めないメンバーがいたり、変な派閥が生まれてしまったり。

プロジェクトマネージャーがそれを負の課題と捉えるのか、正のスパイラルを作るためのチャンスと捉えるのかで、その後の現場の雰囲気は180度変わります。

穏やかに済ませようとトラブルに向き合わないマネージャーであれば、溝は日に日に深まってしまうでしょう。

一方、一度は荒れるものと心得たマネージャーは、むしろそれを利用してチームワークを強固にしてしまうものです。

 

敵は絶対に作らない

んなもん、すぐ謝っちゃうよぉ。絶対に戦っちゃダメなんだなぁ。どんな場合も周りから恨みを買わないようにするのが一番大事。家を建てている間だけじゃないでしょ、人間関係は。

 

建築現場のご近所にモンスタークレーマーさんがいたらものすごく工事が大変そうです。

そういった人たちとも上手に付き合っていくこともリーダーの役割なのですね。

関係を悪くしてしまったら、今後長い間その家に住むお客様の生活に関わるのでかなりセンシティブなんだろうなぁ。

 

開発プロジェクトでも、無理を通せば道理が引っ込むと信じているのではというような無茶な関係者がいるケースがあります。

そんなときには攻撃的になるよりも、意地やプライドを捨ててひたすら下手に出てみることも有効なのかもしれません。

 

この点については、僕も大きく反省をしたプロジェクトがあります。

相手が無茶を言うものだから、こちらはそれを跳ね返そうと防御的になり関係性が悪化。

こちらが防御的になるのに比例して、相手はどんどん攻撃的になっていきました。

こちらは相手の追加要求は一切受け付けないスタンス、相手は何としても自分たちの要求を押し通そうとするとスタンスで、そんなプロジェクトがうまくいくはずがありません。

結局そのプロジェクトは途中で契約解除となり、サービスがリリースされることはありませんでした。

もちろん線引きは重要なので相手の無茶を受け入れるというわけではないのですが、あのときもう少し柔和の態度でコミュニケーションをとっていれば、結末は変わっていただろうと思います。

 

関係性が重要ということについては、こちらの記事にも通じるところかもしれません。 

プロマネはメンバーに好かれないとプロジェクトがうまくいかないという大前提

 

平易な文章でサクサク読めますので、気分転換にもお勧めです。

 

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